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暗い環境での撮影の仕方

更新日:2024年7月29日




こんにちは!初心者向けカメラ講座講師のYUTOです。


今日は、暗い環境での撮影についてお話しします。

このブログでは、さまざまな写真の撮影テクニックを解説していますが、今回は低光量での撮影に焦点を当てます。

まず、この写真をご覧ください。暗い環境の中でキノコが生えている様子を撮影しました。

ちなみに場所は、釧路湿原の中にある北斗遺跡です。

神秘的で幻想的な雰囲気がある場所でした。この写真を撮影するための設定について簡単に説明します。


低光量での撮影のポイント

暗い環境での撮影には、F値、シャッタースピード、ISO感度の3つの設定が重要です。それぞれの設定をどのように調整するかが、成功の鍵となります。


1. F値

F値はレンズの絞りを制御する設定で、被写界深度(ピントの合う範囲)に影響します。この写真では、F2.8に設定しています。F2.8は、絞りが開いているため、より多くの光を取り込むことができます。また、背景が大きくぼけるため、被写体であるキノコが際立ちます。


2. シャッタースピード

シャッタースピードは、シャッターが開いている時間を制御します。シャッタースピードを遅くして光をたくさん取り入れると明るくなりますが、その分ブレやすくなります。この写真では、シャッタースピードを1/100秒に設定しました。これにより、ある程度手ブレを防ぎつつ、低光量でも鮮明な写真が撮れます。


3. ISO感度

ISO感度は、カメラのセンサーが光をどれだけ感受するかを制御します。暗い環境では、ISO感度を上げることで写真を明るくすることができます。この写真では、ISO1600を使用しました。ISO1600に設定することで、暗い環境でも十分な明るさを確保しましたが、ISO感度を上げすぎるとノイズが増えるため、バランスが重要です。


実際の撮影設定のまとめ

  • F値:F2.8に設定して、より多くの光を取り込みつつ背景をぼかす

  • シャッタースピード:1/100秒に設定して、手ブレを防ぎつつ動きを止める

  • ISO感度:ISO1600に設定して、暗い環境での明るさを確保

これらの設定を調整することで、低光量の環境でもシャープで明るい写真を撮影することができます。暗い場所での撮影は挑戦が多いですが、設定を適切に調整すれば、適切な明るさで写真を撮ることができます。


使用機材

  • カメラ:NIKON Z8

  • レンズ:NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S


実際の講座で学べること

私の初心者向けカメラ講座では、低光量での撮影の基本的なテクニックに加えて、カメラの設定方法や撮影のコツ、編集ソフトの使い方などを、具体的な例や基準となる感覚の数値に合わせて詳しくお教えします。実際にカメラを手に取り、さまざまなシーンで撮影を楽しみながら学べる内容になっています。

このブログを読んで興味を持っていただけたら、ぜひ講座に参加してみてくださいね。詳細は、以下のリンクからご覧いただけます。



それでは、また次回のブログでお会いしましょう!写真撮影を楽しんでくださいね!

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YUTO TAKAGI

元旅行会社勤務。海外で働くこと夢見てベトナムへ。

6年間在住後、北海道へ海外旅行の新規事業立ち上げを任され移住。

やってみたいと思う方向へ飛び込んだ。

それからの夢は、誰かの一生の思い出を作りたくて、

脱サラして0からフォトグラファー・カメラマンに転身。

どうしたら相手が分かりやすいだろうと、考えることが好き。

好きな人が好きなことをやる。楽しくない訳が無い。

それが一番いい仕事になると信じてる。

やってみたいは、​​思う、願う、そして叶う。

気軽な一歩。一緒に楽しみながら学んでみませんか?

​その熱量はきっと、上達に繋がります。

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