
こんにちは!初心者向けカメラ講座講師のYUTOです。
今日は、暗い環境での撮影についてお話しします。
このブログでは、さまざまな写真の撮影テクニックを解説していますが、今回は低光量での撮影に焦点を当てます。
まず、この写真をご覧ください。暗い環境の中でキノコが生えている様子を撮影しました。
ちなみに場所は、釧路湿原の中にある北斗遺跡です。
神秘的で幻想的な雰囲気がある場所でした。この写真を撮影するための設定について簡単に説明します。
低光量での撮影のポイント
暗い環境での撮影には、F値、シャッタースピード、ISO感度の3つの設定が重要です。それぞれの設定をどのように調整するかが、成功の鍵となります。
1. F値
F値はレンズの絞りを制御する設定で、被写界深度(ピントの合う範囲)に影響します。この写真では、F2.8に設定しています。F2.8は、絞りが開いているため、より多くの光を取り込むことができます。また、背景が大きくぼけるため、被写体であるキノコが際立ちます。
2. シャッタースピード
シャッタースピードは、シャッターが開いている時間を制御します。シャッタースピードを遅くして光をたくさん取り入れると明るくなりますが、その分ブレやすくなります。この写真では、シャッタースピードを1/100秒に設定しました。これにより、ある程度手ブレを防ぎつつ、低光量でも鮮明な写真が撮れます。
3. ISO感度
ISO感度は、カメラのセンサーが光をどれだけ感受するかを制御します。暗い環境では、ISO感度を上げることで写真を明るくすることができます。この写真では、ISO1600を使用しました。ISO1600に設定することで、暗い環境でも十分な明るさを確保しましたが、ISO感度を上げすぎるとノイズが増えるため、バランスが重要です。
実際の撮影設定のまとめ
F値:F2.8に設定して、より多くの光を取り込みつつ背景をぼかす
シャッタースピード:1/100秒に設定して、手ブレを防ぎつつ動きを止める
ISO感度:ISO1600に設定して、暗い環境での明るさを確保
これらの設定を調整することで、低光量の環境でもシャープで明るい写真を撮影することができます。暗い場所での撮影は挑戦が多いですが、設定を適切に調整すれば、適切な明るさで写真を撮ることができます。
使用機材
カメラ:NIKON Z8
レンズ:NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
実際の講座で学べること
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それでは、また次回のブログでお会いしましょう!写真撮影を楽しんでくださいね!
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